ネットワーク機器は数多くの商品で構成されていますが、その代名詞にあたるものが「lanケーブル」です。このアイテムは1988年にオーストラリアのIT企業が開発をしたもので、当初は電話回線に使用される予定でした。グラスファイバーを使用しているのがポイントで、それまでの銅線ケーブルよりもノイズが少なくて済むというメリットを有していたわけです。1997年にブロードバンド網が世界各地で整備されると、ネット回線というスタイルで活用されるようになりました。

現在では世界標準規格となっており、どこでも同じ商品が手に入るわけです。ネットワーク機器は基本、世界標準規格となっていますが、そのなかでもlanケーブルは別格と言っても過言ではありません。まず、形状がどの世界でも同じで、日本のものでもアメリカ・中国・韓国・ベトナムでも使用することが可能です。電話やFAXといったほかのネットワーク機器では信号が異なるので、同じ国内でしか活用できません。

lanケーブルには両端にコネクターが備わっていますが、この形状も世界共通です。ノートパソコンやデスクトップパソコンを見ると、LANポートというものがあります。この部分にlanケーブルを接続できるのですが、大きさはlanケーブルのすべてと同等です。ネットワーク機器が世界で共通しているのはlanだけであり、代名詞としておれからも語り継がれることでしょう。

必須アイテムでもあるので、普及し続けていきます。