施設などに設置してある設備機器には、ネームプレートが取り付けてあり、金属に直接掘り込みがしてあるものと、印刷してあるものがあります。屋外で使用する場合は、長年使っていると紫外線によって文字がかすれてしまったり、文字を読めなくなることも少なくありません。掘り込みがしてある場合は、屋外で使用しても文字が読みづらくなることは少ないですが、印刷したものを使いたい場合は、印刷に使用するインキをUV硬化タイプにすると、UV光から守ることができます。UV光は紫外線のことで、UV硬化インキは光が照射されると瞬間的に硬化し、定着する性質を持っています。
このUV硬化インキを使うことで、ネームプレートに印刷されている文字やデザイン、色などが劣化しにくくなります。素材にはアクリル板を使うと加工が容易に行えて、ダイレクト印刷を可能にする素材などからも製版処理が不要です。また、短納期で低コストな製作ができるので、設備機器だけではなく様々な用途に活用することも可能となります。このような方法は、長い期間文字の判別を可能にするには最適な手段です。
最近ではホームセンターやネット通販で、材料を手軽に入手することができ、自分の希望に合わせて自作することができます。屋外用に使うのに都合の良いサイズのアクリル板を購入して、専用のカッターを使えば簡単に希望通りのサイズに合わせられます。あとはテクニックを習得すれば、自作の紫外線に強いネームプレートを制作することができます。