結束バンドは複数ケーブルを束ねたり、整えたりする配線材料です。ケーブル束を固定する目的で使用されたり、工場や研究施設はもちろん一般家庭でも普及されています。いろいろな環境で使用している道具で、使い勝手が良い素材として高い人気です。屋外で作業する場合、耐候性や高温環境において使用できるか耐熱性などの性能が重視されるでしょう。

日本では使用されたのは1970年頃で、それまでは結束するのに紐が使われていました。その後樹脂の結束バンドは高く評価され、いろいろな作業に使用されるようになりました。結束バンドと呼ばれていますが、販売したり開発している企業名や固有の製品名などがあります。材質由来の用語などが使用されており、ケーブルタイや結束帯、結束タイやナイロンバンドなどが対象です。

さまざまな用途で使用することができ、形状や材質にはいくつか種類があります。例えばねじ止めタイプの場合、ねじで固定できるねじ穴があり、パネルや板、壁や天井などに固定するのに便利です。ヘッドが曲げやすくなっており、バンドを固定してから作業することができます。マーカータイの場合、文字が書き込めるスペースがあり、情報を記入したりラベルを貼ることが可能です。

テフゼル結束バンドの場合、樹脂の中で強い素材であるフッ素系樹脂のテフゼルを使用しています。耐熱や耐高温、耐候性や耐紫外線などに優れた結束バンドです。ステンレスバンドの場合、締め付け力や耐熱性などに優れており、屋内外で使用したり地中や海中といった厳しい条件で使用することができます。