無線lanが普及した現在でも、lanケーブルを使う機会は少なくありません。しかし、家電量販店などを覗くと様々な長さの製品が売られているため、どの長さのものを購入しようか迷ってしまうケースもあるでしょう。長いlanケーブルを購入すれば、機器同士の距離が長くても接続できるため様々な場所で利用できます。しかし、中には長いケーブルは短いケーブルよりも通信速度が劣るのではないかと懸念される方も多いのではないでしょうか。
しかし、lanケーブルは、100メートル程度であれば通信速度が低下しないことが知られています。そのため、家庭内や一般的なオフィス内で使用する分には、長さによる通信速度の低下は心配する必要はありません。では、lanケーブルを購入する際は長い製品を選べば良いのかと思われるかもしれませんが、できることなら用途に合った長さのものを選択すべきです。上記の通り、lanケーブルは100メートル程度までなら通信速度はほとんど落ちませんが、長いケーブルほど価格が高くなります。
また、ケーブルが長くなるほどノイズの影響を受けやすいことが知られています。特に、電子機器の近くに配線するとノイズが入りやすくなるため注意が必要です。加えて、長すぎるケーブルを使うと余った部分を束ねるなどする必要があり、配線が面倒になります。このように、長すぎるケーブルを使うと様々な弊害が生じます。
そのため、モデムとルーターを接続する際は0.5m、モデムとパソコンを接続する際は1.5mといったように用途に応じた適切な長さのケーブルを使うことをおすすめします。