屋外に設置するネームプレート

日本社会の家庭のあり方が変容してきた団塊の世代以降、玄関先にネームプレートを設置しないという家庭が多くなってきました。都会などの大都市では一人暮らしの世帯は、自分の存在やわざわざ自分自身の名前を外部に漏らすようなことはせず、ネームプレートを出さずにひっそりと暮らしています。またその方が外部からの訪問者などに素性を知られずに済むという理由からです。マンションなどではエントランスにすら表札を出さずに、マンションの管理人さんにお任せして宅配便の受け取りすらも業者には直接合わずに、玄関に保管してもらうという方法をとっている方々もいます。

特に地方出身の独身女性や学生たちは自分を知られるのを敬遠し、あえて友人以外には住まいを教えないという防犯上からの理由もあるようです。地方や郊外になるとその状況は一変しています。小さくてもマイホームという意識があるので屋外の玄関先にネームプレートを設置するというの当たり前のこととなっていますし、郊外の一戸建ての住宅で表札を出していないのはむしろ近隣住民や自治体から怪しく思われます。屋外への表札は郵便への配慮でもあり、その選ぶ表札によって家庭のセンスが問われるものでもあります。

屋外ですから風雨に耐久性がある表札でないといけませんが、そのデザインや素材などは千差万別で色調なども様々にあります。形にまでこだわるともはやオーダーメードで作成してもらうようにもあるのです。

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