家庭やオフィスでも活躍する結束バンド

いわゆる均一ショップや文房具店などに行くと、結束バンドと呼ばれる製品をしばしば目にします。たいていは数十本がまとめて袋売りされていて、中には表面が白色で100mmから150mmぐらいの細長いバンドが入っています。この結束バンドですが、もともとは電気の配線工事などに使われる業務用の製品でした。配線ケーブルを束ねたり、柱などに縛りつけて固定したりするのにもっぱら使われていました。

しかし最近では使い勝手の良さから、一般の消費者向けにも販売されるようになっています。結束バンドは輪ゴムやビニールテープなどと同じように使えますが、それらに比べると耐久性が高く、縛る力も強いという特色があります。ヘッドの部分が洋服のベルトに付いているバックルのような構造になっていて、しっぽの部分を通して締め上げると元に戻らなくなります。そのため、ゴムのように伸びたりたるんだりすることなく、長期にわたってしっかりと縛っておくことができます。

家庭やオフィスなどにおける結束バンドの用途はたくさんありますが、最もポピュラーなのは電気機器の配線をまとめておくという使い方です。家電製品やオフィスのOA機器の電源ケーブル、接続ケーブルは長さに余裕がある場合が多く、そのまま使うと床の上に「とぐろを巻いた」状態になってしまって見苦しいものです。しかし結束バンドを使って束ねておき、壁際などに寄せておけばすっきり整理することができます。

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